他校の講義を覗いてみる

インターネットは便利なモノで、家に引きこもりながらも海外の講義を聴くことができる。
今回はこれ(http://academicearth.org/lectures/atomic-theory-matter-a)を聴いてみた。

演者はMITのSylvia Ceyer教授(http://ceyer.mit.edu/)。内容は化学へのイントロダクション。原子論の歴史からEnergy Diagramまで幾つか基本的なことを説明している。
講義の内容自体は大学の基礎課程の範囲内であるが真空中における電子の移動にトンネル効果を持ちだしたりなど、自分が教養課程で習わなかったことも出てきて興味深かった。

だが、何よりも興味深いのは彼女の講義スタイルである。

自分が大学で受けてきた講義と比べると明らかにテンションが違う。
学生の方をしっかり見て話をし、全身を使ってコミュニケーションをとろうとしている。また、声に抑揚がついており、英語が苦手な自分でも何となく重要な点が理解できる。

こういった講義が可能になる背景ってのはなんなんだろう。
とても良い講義スタイルだと思うんだけど、日本の大学でこのような講義をやると浮いてしまう気がするんだよなぁ。