レビュー感想

Physical Organic Chemistry􏰠Development and Perspectives (http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ijch.201400200/abstract)

を読んだ。有機化学反応速度の定量化を情熱的に進めているProf. Herbert Mayrのレビューである。
有機化学全般におけるKineticsの重要性を強調されており、なおかつ有機合成化学者がその重要性を理解していないことを心配されているMayr教授であるが、この論文においてその思想が明瞭に書かれている。
物理有機化学は20世紀初期〜中期にその根本が確立され、近年になって計算科学の発展の恩恵を受けてさらなる飛躍を見せている。一方で、この学問分野の特徴である有機化学現象の定量化の結果は、有機化学の教科書から少しずつ消えてきており、有機化学を志す者が先人が残した物理有機化学の成果に触れる機会が減っている。分野の蛸壺化だ。
私見としては、合成や反応を生業にしている人間について、物理有機化学ベースで定量的な視座から合成・反応開発を行う一部の化学者と、人名反応の学習&ハードワークを行う大多数の化学者に二分しているように感じており、先人の知恵を引き継げなくなるという危惧については頷くところが多い。まあ、物理化学が微妙なエネルギー差を利用する現代の有機化学に追いついていないという面も否定できないが。

Summary and Outlookにおいては人間の直観への大いなる期待が込められており、物理有機化学を学び、生かそうとする者へのエールとなっている。落ち込んだ時に読むと勇気がもらえるだろう。

ドイツでのインターネット接続

ドイツに滞在する運びとなった。
とにかく異国の地では制約が多い。
日本にいる際は行き当たりばったりで行動をしており、目的地だけ決めて交通手段は当日に駅に着いてから確認するなどということが多かったのだが、この地では駅の場所すらよくわからない。

そこで行き当たりばったり生活を快適に送るためにインターネットを導入することにした。ドイツでもSIMカードを買えば簡単にインターネットを利用できる。

参考にしたのは以下のサイト。
http://d.hatena.ne.jp/hgshrs/20130206/1360100113


私はSIM-LOCK-FreeのモバイルWi-Fiルーターを持っていないので本体も購入しなければならない。最初は上記ブログを参考にO2でモバイルWi-Fiの購入と契約を一挙に行おうとしたのだが、MarienplatzのショップではモバイルWi-Fiを取り扱っていなかった。
その近所のVodafoneショップでは本体も取り扱ってるとのことだったので、購入とSIMカードのプラン契約を行った。

必要なのはパスポートのみで、LTE回線が使える最新の機器が100ユーロくらい。3Gのみの機器は50ユーロくらいだったが在庫がないため最新のを買う羽目になった。SIMフリーなのでどの国に行ってもSIMカードさえ買えば使える点がよい。
プランは200MB, 1GB, 3GB, 5GBプランがあり、一番大きい5GBプラン(45ユーロ)を選択。今になって思うがO2と比べて妙に高い。こっちではオンラインでチャージができるっぽい。

店員さんに頼んだらアクティベーションもやってもらえた。なんでも頼んでみるもんである。


現在のところ快適に使えているが、大学の施設内ではつながらないことがある。また、動画を見てしまうと5GBなんてすぐに使い切ってしまうのでうっかり接続しないようリンクを踏むのも気を付けなければならない。

ChemDrawでTiffを保存すると色調がおかしくなる問題の解決策

1 保存後に画像編集ソフトで色調を変える
2 一度pdfファイルで保存し、のちにTiffに変換し直す

1をmacのプレビューを用いて行ったが保存ができなかった。
変更を2でやったら上手くいった。

西友の酒2

赤ワイン、NERO D'AVOLAを飲む。

「完熟したレッドチェリーとブラックチェリーの香りあふれる、みずみずしい、シチリア産の辛口赤ワインです。」(ラベルより)

とのこと。
変な甘ったるさもなく、飲みやすい。
リピート確定である。

PINOTAGE、南アフリカ産のワインとのこと。
どうもアルコールが浮いている感じがする。
アル添っぽいというか。
また、ヴァニラ香が妙に浮いている。
一口飲んで違和感を感じた。

西友の酒①

最近は西友で1000円前後のワインあるいは400円前後のビールを買っては日々の慰めとしている。
酒は飲んでもその場限りで名前を忘れてしまうので、こちらにメモしておきたい。

今飲んでいるのは赤ワイン Baron de Lestac である。
若干甘味を感じさせるような香りを放っておきながら、甘味はなくすっきりとした味わい。若干の苦味と香味があり、好きな味である。飲んだ直後、ワインの酸のためなのだろうか、歯と舌の表面がざらつく。チーズと一緒に飲みたい。

http://www.suntory.co.jp/wine/special/bdl/index.html